南海トラフ地震などの大きな地震に備え、助けが必要な人の搬送方法などを高校生たちが学ぶ授業が静岡・沼津市で行われました。

この授業は生徒に防災への意識を高めてもらおうと沼津城北高校が陸上自衛隊板妻駐屯地の隊員らを招き行われました。登壇した隊員は大地震の際には自分や家族を守る「自助」や近所や地域の人と助け合う「共助」の重要性を説明。阪神淡路大震災では、「自助」「共助」による救助は、全体の98%にも及んだということです。その後、生徒たちは1人で要救助者を搬送する「背負い搬送」や2人で搬送する方法を体験しました。

(参加した生徒)

「学校って安全なイメージがあるから大丈夫かなって思っていたけど危機感をもって行動したい」

隊員は「地域の防災訓練にも積極的に参加し、自分が地域のために何ができるのか考えてほしい」と話していました。