5月29日(月)に放送した「家、ついて行ってイイですか?(明け方)」(毎週月曜深夜)では、東京・練馬駅周辺で出会った、陽気なショーダンサーのお家について行きました。

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練馬駅近くで、黒髪のロングヘアーが美しい女性に声をかけると「これからお客さんとアフターでカラオケに行く」とのこと。ダメ元で取材を申し込むと、カラオケの後ならとOKをいただきました。2時間後に合流して、タクシーでお家について行くことに。

「アキナと申します。45歳です」と、さっそく自己紹介。ちなみにお名前は源氏名だそうです。新宿2丁目、浅草、そして現在のお店に落ち着いたのが4年前。

「今日は休肝日だったんですけど、お客さんに合わせてちょっとワイン2本ほど。休肝日なのに、ウフフ」。

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お家は2LDKで家賃は13万5,000円。「おじいちゃんと暮らしている」とのことですが…「今年、一周忌を迎えた」。2人で暮らしていた部屋に、今は1人で暮らしています。小学校4年生の頃、クラスの男子を好きになったというアキナさんが、女性として生きるようになったのは25歳の時。「先輩に、あんたはこっちの世界に来たほうが、というご指摘をもらって。25歳で初めてメイクしてみて、元々こっちの世界なんだなって」。

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ひと息ついたところで、仏壇に向かうアキナさん。「ただいま。今日はちょっとね、色々楽しいことがあったんだよ」と報告します。「おじちゃん」と呼んでいた男性の享年は85。

おじちゃんとはどんな関係だったのでしょうか? 「内縁の妻として認めてもらえた。夫であり、普通の恋人同士のような感じです」。

2人の年齢差は40歳。「お金目当てでしょ?」と、口さがない言葉を耳にしたこともあったのだとか。しかし、「最終的に預金は何百万円もない人だった」そうで、「それにも一切手をつけていない。おじちゃんのために使ってあげよう」と、一周忌の法要も営んだといいます。

お部屋を案内してもらうと、おじちゃんのお部屋はほぼ生前のままになっていました。続いてアキナさんの部屋を見せてもらおうとしたところ、「ここだけパッと。キレイにしていないです。やめて〜」(笑)。

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ここで、「ちょっと飲ませてもらっていいですか?」と、アキナさん。御仏前で缶ビールをひと口。毎日の日課だそうです。

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続けて、おじちゃんの洋服がそのまま残っているクローゼットに顔を埋めると…「匂いをかぐのが好き。おじちゃんの匂いがする」。おじちゃんが使っていた携帯電話もそのまま。解約せずにお金を払い続けているそうです。「いつかおじちゃんから電話がかかってくるかもしれないし」。おじちゃんへの愛がひしひしと伝わってきますが、お二人はどうやって関係を築いていったのでしょうか?前妻と死別して1人ぼっちになったおじちゃんとは、アキナさんが浅草のお店にいる頃に出会ったといいます。「私のことを気に入ってくれて。差別をする人じゃなくて、1人の人間として見てくれた」。

おじちゃんに「お家来い」っていわれて訪れた部屋は、「食器もなくてカップラーメンがいっぱいあった。服も出しっぱなしじゃないけど脱ぎっぱなし」。「この人ここに1人でいたら死んじゃうな」と思ったアキナさんは、いつしかおじちゃんと一緒に暮らすように。

朝5時に仕事を終えて帰ってきたアキナさんを、電気をつけて「お疲れさーん」と出迎えてくれたおじちゃん。「最初は同情から」だったといいますが、大切な存在になっていったようです。「話聞いてくれたよね。嫌なこととか。全部聞いてくれて仕事のストレスも和らいだ…」。

毎日朝8時くらいからお昼頃まで、おじちゃんと一緒に寝て、起きたら近くの公園まで30分くらいかけてお散歩。公園のベンチに座ってアイスクリームを食べるのが日課だったそうです。「その1〜2時間がひとときの楽しみ」。

「面倒を見ている間に、家族愛みたいのが生まれちゃった。おじちゃんも私を必要としていたし、私のことを一番に考えてくれた。だからいつの間にか好きになってた。妻として娘として見てくれた。年が年なんで、下の世話もしたし、それって家族だからできたのかなって」と振り返ります。

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アキナさんにいつも心から「ありがとう」って言ってくれたというおじちゃん。「それが救いだったんですよね。ご飯を作っても洗濯物をたたんでいる時も、常に『ありがとう』って言ってくれました。家族としても愛されたし、恋人としても愛されたし。夫を支えてる、じゃないけど愛だよね」とステキな笑顔で語りかけます。

おじちゃんへの思いがあふれ出すアキナさん。「心の中では生きているんで」と、写真を見つめながら涙を浮かべます。「泣かないようにしているんだけど。成仏できないじゃん。ごめんなさい、おじちゃんのこと思い出すと泣いちゃう」。気を取り直して、「笑っていないとね。夢を与える商売なんで」と精いっぱいの笑顔を見せてくれます。

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今、幸せですか?という質問にアキナさんは…「正直、つらいです、1人は。すごくつらい。頑張って笑顔を振りまいて、お客さんを喜ばせて生きているのが現状です。おじちゃんが言ってくれたように『ありがとう』って言われたら、明日も頑張ろうって」。そんなアキナさんですが、実現したい夢があります。「将来は自分のお店を持ちたい。おじちゃんの夢でもあったので。今はそうやって頑張ろうとしています」。

涙を振り切って笑顔で答えてくれたアキナさん、心からエールをおくります!次回の「家、ついて行ってイイですか?」は、ゲストに藤岡弘、、若槻千夏、関水渚/大竹一樹(さまぁ〜ず)、西畑大吾(なにわ男子)、白河れいを迎えて、【ニッポンの祭りが復活!笑って泣いて…衝撃人生SP】をお届けします。

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