毎週火曜深夜24時30分からは、ドラマチューズ!「なれの果ての僕ら」を放送!

「テレ東プラス」では、第6話をプレイバックする!



固い絆で結ばれていたはずの四ノ塚小学校元6年2組の同窓会は、夢崎みきお(犬飼貴丈)によって隠されていたいじめや裏切りが暴かれ、疑心と悪意が充満した極限状態に陥っていた――。

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「この中で一番不要な人間は、しょーやんでした!」

みきおが高らかに宣言した。実験によって、みんなから一番嫌われ、必要ないと指名されたしょーやんこと杉田将矢(新原泰佑)。みきおは、打ちひしがれたしょーやんを解放する。

6年2組では面白いヤツとして好かれていたし、YouTuberになり、ネットで人気者の俺が、嫌われるなんてありえない…。みんなが俺を軽蔑し、憐れんでいる――その事実に耐えられなくなり正気を失ったしょーやん。

「不要な人間じゃない!」

床に何度も自分の頭を打ちつけるしょーやんを見つめる一同。その視線すら、彼にとっては拷問だった。しょーやんは、叫びながら教室を飛び出していく。

ネズこと真田透(井上瑞稀 HiHi Jets/ジャニーズJr.)は、みきおに憎しみの眼差しを向けるが、

「勘違いしてない? 彼を追い詰めたのは、君たちだよ」

みきおは、冷静にそう告げるのだった。

しょーやんを心配し、学校中を探し回るネズ。桐嶋未来(大原櫻子)、水野カイト(矢花黎 7 MEN 侍/ジャニーズJr.)、葉月依莉奈(紺野彩夏)、早乙女菊也(菅生新樹)、雨宮鈴子(大原優乃)、橘公平(ゆうたろう)も、ネズとしょーやんを探し始める。

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ネズと水野は、屋上で血まみれのブロックを握っているしょーやんを発見した。そこに未来たちも駆けつける。

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「あー良かった。殺しに行こうと思ってたんだ…。俺がいらないなら、お前らもいらないだろー!!」

ブロックを振り上げて暴れ出すしょーやん。橘が雨宮をかばい、未来をネズが助ける。記事画像
現実を突きつけられるしょーやん。みきおの実験によって“嫌いな人”に選ばれ、ナイフで腕を切りつけられた時、クラスメートの中に、自分を助けてくれた人は誰1人いなかった。

「なんだよお前ら…。なんで誰もかばってくれないんだよ…」

「落ち着いて話そう。仲間だろ?」

ネズはなだめようとするが、その言葉はもう届かない。しょーやんがネズに振り上げたブロックは、ネズをかばう未来の肩をかすめた。

「なんで命がけなんだよ! 勉強もできねえ…金持ちでもねえくせに…。みきおも桐嶋も、なんでネズだけ特別なんだよ…」

愛されているネズに嫉妬し、憎しみを募らせるしょーやん。

「これ以上、私の好きな人を悪く言わないで!」

未来を抱きしめるネズ…。だが、その一瞬の隙をついて、しょーやんが再びネズと未来に襲いかかる――。



1時間後、ネズは意識を取り戻した。しかし、ネズのそばにいたのは、葉月と雨宮だ。

「未来は?」

葉月と雨宮は何も答えられない。未来は助からなかったのだ。

「嘘だ…」

ネズは慟哭し、怒りを爆発させた末につぶやく。

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「……ぶっ殺してやる」

ネズが意識を失っていた1時間、信じがたい惨劇が繰り広げられた。
全員殺そうとして教室に舞い戻ってきたしょーやんを、みきおは顔色一つ変えずに撃った。息も絶え絶えのしょーやんの顔を、何度もブロックで殴打するみきお…。

「せっかく生かしてあげたのに…」

みきおは、しょーやんが人一倍承認欲求が強いことを利用し、意のままに操った挙句、虫けらのように殺した。それは紛れもなく、悪魔の所業だった。

ネズが教室に向かうと、廊下に息絶えた血まみれのしょーやんが転がっていた。

「待ってたよ。そろそろ話そうと思って……」

ネズはいよいよみきおと対峙する。みきおはなぜ同窓会を開いたのか? 愛する人を亡くし、絶望の淵に立たされたネズはどうするのか! 悲しくも残酷な真実が、ついに明らかになる!