シュツットガルトは14日、ブンデスリーガ第32節でレバークーゼンをホームに迎え、1-1で引き分けた。シュツットガルトのMF遠藤航とDF伊藤洋輝はフル出場、MF原口元気はベンチ入りも出場機会はなかった。

前節、日本人3選手が揃って先発した中、最下位ヘルタ・ベルリンに痛恨の敗戦を喫して16位に後退したシュツットガルト(勝ち点28)は、遠藤と伊藤が先発、原口はベンチスタートとなった。

ローマとのヨーロッパリーグ準決勝を戦っている6位レバークーゼン(勝ち点48)に対し、[3-4-3]で臨んだシュツットガルトは遠藤がボランチ、伊藤が左センターバックでスタート。

立ち上がりからボールを持たれる展開となった中、8分にはアズムンに好機を許すもシュートミスに救われた。

守勢のシュツットガルトは17分、ゴール前でサイラスのクロスを待ち構えていた遠藤に好機が訪れたが、シュートを合わせ損なってしまう。

その後も押し込まれる展開となったシュツットガルトだったが、好機を許さず進めると、39分にはCKから遠藤がヘディングシュートで牽制。ほぼ互角の展開のままゴールレスでハーフタイムに入った。

迎えた後半も自陣に引きながらカウンターを狙うシュツットガルトは55分にPKを獲得。ルーズボールに反応した遠藤がボックスぎりぎり中の位置でパラシオスに倒された。

このPKをギラシーが決めて先制したシュツットガルトだったが、66分にPKを献上。GKブレドロウがクロスボールをパンチングしようとした際、タプソバの頭部に衝突してしまった。VARの末にPKとなり、これをパラシオスに決められ試合は振り出しとなった。

終盤にかけては互いに決め手を欠いた中、追加タイムにはオープンな攻防が続いたものの、1-1のままタイムアップ。勝ち点1を積み上げたシュツットガルトだったが、降格圏の17位に後退している。