プレミアリーグMVPを初受賞し、前人未踏のリーグ4連覇に貢献したマンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンは、さらなる高みを目指す。

今シーズンの公式戦52試合に出場し、27ゴール11アシストと圧巻のスタッツを叩き出したシティズンズの至宝。左右のウイングに加え、MFケビン・デ・ブライネ離脱時はトップ下やインサイドハーフと自身が求める中央でのプレーを通じて抜群の存在感を示した。

今シーズンの活躍によってバロンドールの有力候補にも挙がる存在に進化を遂げた23歳だが、自身としては現在も幾つかの明確な改善点を自覚しているという。

フォーデンは、「トレーニングでは自分の弱点を克服しようと努めているんだ。だから、試合に臨む時はその課題の部分でより自然にやれるようになっている」と、イギリス『BBC』で語った。

具体的な弱点の部分を問われると、「本当にたくさんある」と多くの改善点を挙げつつも、2つの課題を明かした。

「本当にやるべきことはたくさんあるよ」

「改善できる点はたくさんある。どこがって? 中央でプレーしている時の守備のところだね。そこでチームメイトをもっと助けたいんだ」

「あとはより多くのデュエルに勝ち、少しずつ強くなること。これは僕が取り組みたいことのリストだ。うまくいけば、それらに一生懸命取り組み続けて、より強くなれればと思うよ」

今季の進化に加えて、ここまでの成長に多大な影響を与えたジョゼップ・グアルディオラ監督についても問われたフォーデンは、「他の多くは監督は状況をちょっと複雑にしてしまっているような気がする」と、他の監督と恩師の違いに言及。

「今シーズン、彼が僕にくれた最高のアドバイスは、『あらゆるアクションにおいてフィル・フォーデンになろうとしないこと』だったんだ。そのアドバイスは本当に役に立ったと感じているよ」

「僕は長い間ここにいて、監督と一緒に仕事をしてきた。そして今こそステップアップして、ゴールを決める男になれる時期だと思うんだ」

「今シーズン、自分に何ができるかをわかっていたんだ。ここにきて良いシーズンを過ごせたと言えるのはとても良いことだし、これからも良いプレーを続けたい」

一人のプレーヤーとしてさらなる高みを目指すフォーデンは、25日に控えるFAカップ決勝のマンチェスター・ダービーでクラブに今季3つ目のタイトルをもたらすことができるか。

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