バルセロナは24日、チャビ・エルナンデス監督(44)の今シーズン限りでの解任を発表した。26日に行われるラ・リーガ最終節のセビージャ戦が最後の指揮となる。

なお、トップチームの新体制については数日以内に発表される。

現役時代にバルセロナの絶対的な司令塔として君臨したチャビ監督は、2021年11月にロナルド・クーマン前監督の後任として古巣に指揮官として復帰。就任1年目は厳しい財政事情のなか、若手を中心とした堅実なやり繰りを見せ、ラ・リーガ2位フィニッシュに導いた。

積極補強を敢行した昨シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)で早期敗退となるも、4シーズンぶりのラ・リーガ制覇を達成。スーペル・コパ・デ・エスパーニャのタイトルも獲得した。

3年目の今シーズンはCLこそグループステージ首位通過を決めたが、不安定な戦いが続き、ビジャレアル相手に3-5の大敗を喫した1月には今シーズン限りでの辞任を表明。それでもジョアン・ラポルタ会長からの続投要請に応じ、来シーズンも指揮を執ることになっていた。

結局ラ・リーガのタイトルはレアル・マドリーに譲り、CLもベスト8敗退となったなか、チャビ監督は16日に行われたラ・リーガ第36節のアルメリア戦前の記者会見でクラブの苦しい財政状況に対する不満を吐露。クラブ側がこれに不信感を抱き、一転して続投が白紙の方向へと傾いていた。

当初はセビージャ戦後に解任発表が行われると見られていたが、セビージャ戦前の正式発表に。チャビ監督の解任には多額の違約金が必要と見られている一方、後任候補の元ドイツ代表指揮官のハンジ・フリック氏(59)と2年契約で合意したと報じられていた。

CL決勝は6/2 午前4時キックオフ
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