山梨県の河口湖でワカサギの遡上が始まりました。
例年より2週間遅れて遡上が確認できたため地元の漁業組合は安どしています。
大塚郁弥記者:
「こちら河口湖に接続している川です。川の両岸を見てみますと、たくさんの魚が元気に泳いでいます」
富士河口湖町を流れる奥川です。
小さな魚の群れ…。ワカサギの遡上です。
河口湖につながる奥川では例年3月下旬に産卵のためワカサギが遡上しますが、今年は4月に入っても遡上が始まりませんでした。
河口湖漁業協同組合によりますと4月中旬まで遡上が起きなかったのはこの10年ほどなく、ワカサギ釣りへの影響を懸念していました。
ようやく始まった今年の遡上。川岸では多くのワカサギの卵も確認でき、漁協は安どしています。
河口湖漁業協同組合 古屋和雄組合長:
「一安心という感じですね。きょう見たりすると卵を大量に産んでいるので、安心したということです」
県水産技術センターによりますと、3月の低温と川の水位の低下が遡上が遅れた原因として考えられるということです。
ワカサギの遡上は4月末まで続く見込みです。