価格高騰についてです。主に外食用として使われるヨーロッパからの輸入豚肉が品薄の状態となり、価格も上がっています。

背景にあるのはパレスチナ・ガザ地区の戦闘で、山梨県内の食肉業者は、消費者に値上げへの理解を求めています。

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大森畜産 大森教員専務:
「国内の在庫がとても少なくて値段云々より“あるかないか”という状態」

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甲府市城東で食肉の加工や卸を手掛ける大森畜産です。

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チャーシューや総菜など、主に業務用に使われるヨーロッパ産の冷凍豚肉ですが、この半年間に品薄となり、価格も2割から4割ほど上がったといいます。

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高値の背景にあるのはパレスチナのガザ地区で続く戦闘です。

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大森畜産 大森教員専務:
「(戦争によって船が)スエズ運河を通れないということで、アフリカの南をぐるっと回ってくるので2か月くらい荷物が遅れるのと、船の運賃が高くなっている」

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海上の輸送ルートの混乱が輸入豚肉の値上がりにつながっているのです。

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今後の価格の見通しは不透明で、大森専務は外食産業への影響は避けられないとみています。

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大森畜産 大森教員専務:
「(飲食などの事業者も)消費者が値上げを受け入れてくれないのではないかと我慢している店も多いと思う、(消費者には)値上げを受け入れてほしい

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一方で、国産の豚肉も飼料高騰などでこの2年で2割程値上がりしていて、不安定な国際情勢が日々の食事へ影響を及ぼしています。