2023年度1年間の山梨県内の有効求人倍率は前の年度より低下し1.26倍でした。
製造業や宿泊飲食業の求人が減少した事が背景にあります。

山梨労働局によりますと昨年度の年間の有効求職者数は16万4000人あまりで前の年度より4.6%増えた一方、有効求人数は6.5%減少し、およそ20万7000人でした。

その結果、県内の有効求人倍率は1.26倍で前の年度より0.15ポイント低下しました。減少は3年ぶりです。

山梨労働局は半導体や産業用ロボット関連の在庫調整により製造業で求人を抑制する動きが見られたことや、宿泊・飲食サービス業が新型コロナの感染拡大が落ち着き始めた前の年度より求人数を減らしたことが背景にあるとしています。

なお、3月の県内の有効求人倍率は1.28倍で2か月ぶりに上昇しました。