コンビニ越しに富士山がみえる富士河口湖町の町道は危険な横断など外国人観光客の迷惑行為が後を絶たず、21日、現場の歩道に富士山を隠す黒い幕が設置されました。

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21日も大勢の外国人観光客が降り立った富士急行線の河口湖駅。

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ここから歩いて1分ほどのコンビニは屋根に富士山が乗ったようにみえるとSNSで話題となり外国人観光客に人気の撮影スポットとなっています。

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しかし・・・
 



警備員:「ノークロス ヒアー」

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危険な道路の横断など迷惑行為が後を絶たず、富士河口湖町は撮影ができなくなる手段をとりました。

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大塚郁弥記者:
「午前8時半すぎ、先ほどから黒い幕の設置工事が始まりました。5本ワイヤーと7本のポールで支えるということです」

 

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町は4月30日、歩道に柵などを取り付け、5月21日は高さ2.5m、幅およそ20mの黒い幕を設置しました。

作業は午前中で完了し、幕が設置される前と比べると、富士山を撮影することはできません。

今回の措置に対する外国人観光客と地元住民の反応です。

タイからの観光客:
「(幕の設置は)理解できますが、ここから富士山が撮影できなくなり残念です」
香港からの観光客:
「観光客のためのより良い政策、世界的な良い観光のための、もっといい方法があると思います」
地域住民は:
「しょうがないな、と思っています。本当は そのまま見てほしいと思いますが、やむを得ないと思いますね」

しかし、迷惑行為が頻繁に起きているのはここだけではありません。
 



 

観光バスが止まっているコンビニエンスストア

弦間大記者:
「こちらのコンビニエンスストアには観光バスが止まり、大勢の外国人観光客が降りて、写真を撮影しています」

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車で5分ほど離れたコンビニには外国人観光客が絶え間なく訪れ、撮影禁止の看板があるにも関わらず、歩道からコンビニと富士山を撮影する人が相次いでいました。

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黒い幕の設置が迷惑行為の抜本的な解決策になるのかは不透明です。