12年連続で1億円を超えた去年を上回るペースで、今年も電話詐欺の被害が山梨県内で相次いでいます。
最近は自動音声による不審電話が多く確認されていて、警察が注意を呼びかけています。

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不審な電話の自動音声:
「こちらはNTTドコモです。お客様の携帯電話は本日で利用停止されます。詳しくは1を押してください」

これは警察が公開した自動音声を使った不審電話の実際の音声です。

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携帯電話が使えなくなると危機感をあおって犯人に誘導。未納料金があるとだまして支払わせるという手口です。

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山梨県警が今年5月までに認知した不審電話の件数は702件。

前年同期比+332件。このうち、約3割にあたる216件は5月中にかかってきていて、その大半が自動音声を使った架空料金を請求する電話でした。

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こうした中、5月末までの電話詐欺被害は24件、被害額は約5893万円で、去年の同じ時期より、3614万円増加しています。

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手口の内訳は、架空料金請求と還付金詐欺の件数が全体の6割を占めています。

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警察は自動音声を含め電話で身に覚えのない支払いの話が出た場合は、詐欺を疑い、警察に相談するよう呼びかけています。

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また、警察では、通話を録音する機能がある、「電話詐欺抑止装置」を65歳以上の人がいる家庭に無料で貸し出しています。