車検のために必要な点検を実施していないにも関わらず、うその書類を作り運輸局から車検証を受け取っていたとして、自動車整備会社の代表の男らが逮捕されました。

警察の調べによりますと、長岡市楡原に住む自動車整備会社経営の男(55)と見附市に住む従業員の男(53)は、2022年8月、県内在住の男性から車検に必要な点検などのためトラックを預かりました。しかし、男らは点検や整備をせず、うその「保安基準適合証」を作り運輸支局に提出し、車検証を受け取った疑いがもたれています。

警察は「不正な申請をしている」という匿名の情報提供を受けて捜査していました。男らの認否を明らかにしていませんが、整備をしないことで時間や費用を抑え、受注件数を増やし利益を上げるなどしていた可能性があると見ていて、余罪や他に関与した人物の有無など調べを進めています。