トライアンフの都会派ロードスター「トライデント660」に、特別仕様車「トライデント トリプル トリビュート スペシャルエディション」が登場し、先頃開催された名古屋モーターサイクルショー2024で日本初公開されました。トライアンフのアイコンであるホワイト、ブルー、レッドのモダンなカラーグラフィックをまとった特別仕様車は、今期限定で2024年4月より順次販売されます。

3色のレーシングスキームを現代風にアレンジ

 英国最大のバイクメーカー・トライアンフから、都会派ロードスター「トライデント660」の特別仕様車「トライデント トリプル トリビュート スペシャルエディション」が登場しました。今期限定で2024年4月より順次販売されます。

 この特別仕様車は、過去5度も「マン島TTレース」を制した「トライデント」シリーズで最も有名な「スリッパリーサム」からインスパイアを受けたモデル。

 トライアンフのアイコンであるホワイト、ブルー、レッドのモダンなカラーグラフィックをまとった特別仕様車で、ボディとカラーを合わせたフライスクリーンやベリーパン、そしてゼッケン67番のグラフィックをあしらったタンクが「トライデント660」のスタイルをより際立たせます。

「2020年の発売以降、ミドルウェイトのロードスターである『トライデント660』は、競争の激しい同カテゴリーおいて世界で3万5600台以上も販売しました。

 3気筒エンジンを搭載し、手の届きやすい金額で販売されるこのモデルは、若いライダーや新たに趣味としてバイクを始める方にとてもおすすめです。

 かつて『スリッパリーサム』が世界を席巻したように、今回の特別仕様車も、スタイル、テクノロジー、パフォーマンスにおいて、トライアンフファンを虜にできると信じています」(トライアンフ チーフ・コマーシャル・オフィサー、ポール・ストラウド氏)

●クラスをリードするハンドリングを実現

 ベースモデルである「トライデント660」は、専用にチューニングされた660ccの3気筒エンジンを搭載します。

 低回転域から厚いトルクを発生する一方、ミッドレンジ、トップエンドでは力強いパワーを発生。コンパクトな片側サイレンサーと高級ステンレス製フィニッシャーにより、特徴的で深みのあるサウンドを奏でます。

 6速のギアボックスは、ギア比とファイナルドライブが最適化されているほか、シフトアシスト機構も標準装備。クイックシフターによってクラッチを使用せずシフトアップ/ダウンが可能で、ダウン時にはオートブリッパーが作動し、スムーズでシームレスなシフトチェンジを可能とします。

 また、805mmのシート高、190kgのウエイトが、スポーティで快適なライディングを実現するのも見逃せません。

 一方、フロントホイールトラベル120mmのショーワ製ブラック倒立フォーク、リアホイールトラベル133.5mmのショーワ製リンケージつきプリロード調整式モノショックRSUなど、ハイスペックな装備にも注目です。

 ブレーキは優れた制動力を発揮するニッシン製の2ピストンブレーキと310mm径ツインディスクで、タイヤにはミシュラン製のロード5タイヤを装備。これらにより、どんな天候や路面でも安心して走行できます。

 そのほか、専用鋼管シャシー、軽量テーパーアルミバー、軽量17インチアルミキャストスポーツホイールなどにより、軽快なステアリングウェイトを実現。非常にコントロールしやすく、自信をもった走りを楽しめます。

●製品仕様
・価格(消費税込):99万5000円
・サイズ:全長2020×全幅795×全高1090mm
・ホイールベース:1400mm
・シート高:805mm
・車両重量:190kg
・エンジン:水冷直列3気筒DOHC12バルブ
・総排気量:659cc
・最高出力:81ps(60kW)/1万250rpm
・最大トルク:64Nm/6250rpm
・燃料タンク容量:14リットル