スイスの老舗時計メゾン、エベラールより、日本発のサンゴ礁保護団体“セーブ・ザ・リーフ”の活動支援を目的とした日本限定モデル「スカフォグラフ300 MCMLIX セーブ・ザ・リーフ」が20本限定で発売となります。ダイバーズの名品「スカフォグラフ」の文字盤を美しいグリーンで彩り、売り上げの一部がサンゴ礁の保護活動につながるエシカルなウォッチが誕生しました。

●鮮やかなグリーンで染まる歴史あるデザイン

 1960年代にダイビングの世界記録を樹立したプロダイビングの父、レイモンド・ブッチャーと、彼の弟子であり初の女性プロダイバーであるルチアナ・シビコ、この両者の腕に巻かれていたのが「スカフォグラフ」。

 シリーズの原点となる「スカフォグラフ100」の発売は1959年であり、そこから実に60年以上もの長きにわたり多くのダイバーが愛用し、ダイビングの歴史における影の立役者となった名作ダイバーズです。

 今回、日本限定モデルとして登場する「スカフォグラフ300 MCMLIX セーブ・ザ・リーフ」は、そのスカフォグラフの「MCMLIX」をベースとして、日本生まれのサンゴ保護活動団体である、一般社団法人セーブ・ザ・リーフへの共感と支援を表現するモデル。

 売り上げの一部は、セーブ・ザ・リーフを通じて、沖縄でサンゴの養殖に取り組む、金城浩二氏の活動支援に使われます。

 金城氏は、世界で初めてサンゴの養殖、ならびに海に放流したあとの産卵に成功した人物とされ、地球温暖化に強いサンゴ、“ミラクルコーラル”の発見者としても知られています。

 今回の日本限定モデルは、文字盤をその「ミラクルコーラル」をモチーフとした鮮やかなグリーンで彩ったもの。ケースは43mm径のステンレススチール製。逆回転防止べゼルはセラミック製。

 針やインデックスには珊瑚色をイメージさせるヴィンテージ調の蓄光塗料が施され、時針やアプライドインデックスの印象的な三角形は1959年のオリジナルモデルから継承されるアイコニックなデザイン。秒針では赤色の円形デザインが目を引きます。

 サンゴが減少する要因のひとつには地球温暖化も挙げられており、地球温暖化に強いミラクルコーラルには繁殖拡大への期待が寄せられています。

 長い歴史と美しさを持つ名作ダイバーズの購入がそのままサンゴ礁の保護活動につながるとなれば、海を愛するダイバーにとっては大きな購入動機となるはずです。

●製品仕様
「スカフォグラフ300 MCMLIX セーブ・ザ・リーフ」
・価格(消費税込):68万7500円
・ムーブメント:機械式、自動巻き、3時位置に日付表示窓
・ケース:スティール、径43mm、厚12.60 mm
・ベゼル:セラミック、逆回転防止ベゼル、最初の15分間の目盛りにヴィンテージ調の蓄光塗料
・防水性:300m防水、9時位置にヘリウムエスケープバルブを搭載
・文字盤:グリーンダイアル、アプライドインデックス、6-9-12時位置にトライアングル型マーカー、3時位置にデイト機能、ヴィンテージ調の蓄光塗料
・針:ヴィンテージ調の蓄光塗料、1959年のモデルにインスパイアされた三角形の先端を持つ時針、”バトンタイプ “の分針、赤色の円形デザインをした秒針
・ストラップ:ビンテージ調のレザーストラップ(ラグ部分に赤のステッチ)、付属:サンゴをイメージしたNATOベルト