昔は、多くの“八百屋さん”が身近にありました。「きょうは大根が安いよ」なんて会話をしながら買い物をする。そんな懐かしい雰囲気の青果店「野菜工房みのり」が、移動販売として静岡・富士市内に出没しています。

移動販売のきっかけは重い野菜を運ぶ姿 

店主の鈴木恵(めぐみ)さんは、富士市出身で、市内で農家をしていたご主人と結婚をして、農業に携わるようになったそうです。

朝採れ野菜のダイコンは1本150円

最初は市内で実店舗を出して販売していたそうですが、近所の方たちが買い物する時に重い野菜を持ち運ぶのが大変だということを知り、「なんとか皆さんのお役に立ちたい」と思い、移動販売の形態をとったそうです。

ちなみに、野菜工房みのりという店名の由来は、「おいしい野菜がたくさん実りますように」だそうです。

自家農園の野菜や旬の果物

ぬき柿200円 次郎柿は1個150円

ご主人の畑で獲れた新鮮な野菜や、仕入れた果物・お花など、新鮮で格安な商品がたくさん並んでいます!

仕入れの際は季節の物を取り入れることを心がけているそうで、野菜や果物の旬に疎い私は、野菜工房みのりに行く度、鈴木さんに教えてもらっています。

季節によってベコニアやポインセチアなどのお花も販売

販売頻度・販売場所・営業時間は?

各地のマルシェなどに出店していますが、毎月第1・第3水曜日は吉原地区にある一般住宅の敷地にある駐車場で販売しています。

客用の駐車場は1台分あり、午前10時〜午後3時までの営業です。

子供たちもいて賑わう野菜移動販売

ぜひ一度来てみて!

鈴木さんは誰にでも気さくで明るい方です。取材時も来店したお客さん一人一人と楽しそうにお話されていて、人柄の良さを改めて感じました。

珍しい野菜などがあると、調理方法やおススメの食べ方も教えてくれますよ。

下校中の男の子と「ただいまー」「おかえりー」なんて会話も

ホームページはありませんが「八百屋 野菜工房みのり」という名前でインスタグラムをしています。吉原での販売の案内はちろん、富士市内のイベント出店情報などを随時更新していますので、こちらもぜひチェックしてくださいね。

インスタグラムに携帯番号も記載されていますので、分からない事などはお気軽にお問合せください。

午後3時頃はお迎え帰りに寄るママさん達と子供達で大賑わい

ちなみにスーパーと同じ様に価格はその時々で変動します。取材時はダイコン1本150円でしたが、別の日には100円で売られていました。

物価高の時代にはお財布にも優しい。ぜひ一度お立ち寄りください!

■店名 野菜工房みのり
■住所 静岡県富士市吉原4-11-8(第1・3水曜)
■問合せ 080-8250-1857 

文・画像/さっちゃん