矛盾を抱えたZ世代? 若手をほめるときは「大勢の前」よりも「個別」で?

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する若者マーケティング機関『SHIBUYA109 lab.』と「金沢大学 金間研究室(石川県金沢市)」は、Z世代の承認欲求に関する調査結果をもとに、「Z世代のほめ方」をテーマとした共同研究を実施した。15〜24歳の男女463名を対象にしている。

「ほめられるのが好き」な人の約半数が「ほめられるのが苦手」?

ほめられることが好きかどうか/ほめられるのが苦手かどうか

まず、人にほめられることが好きかどうかを聞くと、78.4%の人が「あてはまる」と回答しており、“ほめられたい派”が多数派となった。

一方で、「ほめられるのが好き」と答えた人に対し、ほめられるのが苦手かどうかを聞くと、46.3%の人が「あてはまる」と回答。Z世代の半数近くが矛盾を抱えた状態であることがわかった。

人に失望してほしくない/人から嫌われたくない

また、「人に失望してほしくない」と答えた人は78.2%、「人から嫌われたくない」と答えた人は74.6%にのぼっており、マイナスイメージを抱かれたくないという気持ちが特に強いことがうかがえた。

ほめられるときのシチュエーション

ほめられるときのシチュエーションとしては、62.7%の人が「個別に褒められたい」と回答。他人からどう思われているのかを気にしており、大勢の前でほめられるのは気が引けるという傾向があるようだった。

調査概要

  • 【調査方法】WEB調査
  • 【調査期間】2024年1月
  • 【調査パネル】外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチプラットフォーム利用の調査)
  • 【調査対象者】一都三県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)/男女/15〜24歳/高校生・大学生・短大生・専門学校生
  • 【回答者数】463名(男性228名:女性235名)