スウェーデンの鉱山/製錬企業であるBolidenは、同国中部のガーペンバーグ鉱山でのローカル5G網構築で、現地スタートアップのRadtonicsと契約したことを明らかにした。このローカル5G網は、同鉱山の自律型輸送プロジェクトの通信チャネルとして活用される。

Bolidenは、スウェーデンやフィンランド、ノルウェー、アイルランドなどの鉱山で亜鉛や銅、鉛、ニッケル、金、銀などを生産する企業で、Radtonicsのプレスリリースによれば、ガーペンバーグ鉱山は「世界で最も近代的な鉱山の一つ」だという。

Radtonicsは、ストックホルムに本社を置くスタートアップで、コスト効率の高いローカル4G/5Gソリューションを提供。メルボルン、サンパウロ、リスボンにオフィスを設置しており、オープンソースのパケット・コアネットワーク・ソリューションである「Magma」の改良版を使ってビジネスを展開している。

Bolidenは今回、ローカル4G/5Gサービスを手がける複数の候補企業からスタートアップのRadtonicsを選択した。同社の産業向け5Gソリューションの導入の容易さや柔軟性が契約の決め手となったという。

RadtonicsのPatric Lind CEOは「Bolidenが当社を選択したことは、当社の技術と知識が、堅牢性や信頼性、革新性といった業界の要件を満たすことを証明するもの」とコメントしている。

[関連情報]
・Swedish mining company Boliden taps Industry 4.0 startup Radtonics for private 5G(https://www.rcrwireless.com/20240419/private-5g/swedish-mining-company-boliden-taps-industry-4-0-startup-radtonics-for-private-5g)
・Boliden selects Radtonics industrial 5G network as comms backbone for Garpenberg automation advances(https://im-mining.com/2024/04/18/boliden-selects-radtonics-industrial-5g-network-as-comms-backbone-for-garpenberg-automation-advances/)

(https://www.telegraphic.jp/weekly/)