■これまでのあらすじ
憧れだったアパレル業界で副店長を務めていた更紗だったが、育休明けに降格させられてしまう。それでも毎日の育児家事と仕事の両立は大変で倒れそうなのに、夫・充は二人目が欲しいと言い出した。充の発言に耐えられなくなった更紗は怒るが、その様子を見た充は「そんなにしんどいなら仕事を辞めれば?」と見当違いの発言をする。大好きな仕事に対する夫の軽い態度が悲しくて泣いてしまう更紗だった。
【夫 Side Story】






俺は、更紗の仕事を楽しんでいるキラキラした姿が好きでした。
結婚生活も順調で、律が産まれたときも、更紗との子どもなら何人でも欲しいと思えました。
でも、職場復帰をした更紗はいつもピリピリしていて、仕事を楽しんでいるようには見えなかったから…。
だから、「辞めてもいい」って言っただけなのに。

子どもがいても余裕で仕事をしている女性たちはいますが、更紗はとてもキツそうでした。それだったら仕事をセーブすればいいと声をかけることが、そんなにいけないことなんでしょうか?
俺だって大変な思いをして仕事を頑張っているんです。

そんななか、更紗が「気分転換がしたい」と、律を連れて急に実家に帰ってしまい…。



※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、イラスト:オニハハ。
(フィクション・スタジオ)