■これまでのあらすじ
杏子は適当な夫・翔太との生活に限界を感じていた。謝れば許されると思っている上に、謝ったら褒めてほしいやご褒美がほしいと言い出す夫。杏子が反省を促しても開き直るか、逆ギレするばかりで、もうわかり合うのは無理だと諦めるしかなかった。
さらには、軽薄な夫の裏切りが発覚し、杏子はいよいよ匙を投げて実家へと帰っていく。
一方、翔太は妻の実家で土下座までしたのに、杏子が離婚を突き付けて来たことに腹を立てていた。仕事にも集中できずにいるなか、大失敗をしてしまう。上司の具体的な指示と同僚の頑張りでどうにか顧客に許してもらえることができるも、翔太は「部長の謝罪のおかげで許してもらえた」と反省の色はない。
見兼ねた上司から「日頃から謝罪に誠意がない」と指摘され、同僚からも「最低」と後ろ指を差され、翔太は初めて自分の言動を振り返るのだった。
口だけの謝罪に意味はない。謝罪のあとの行動が大事…そんな当たり前のことが、相手への感謝や思いやりを忘れてしまうとわからなくなってしまう。
私が何度言っても響かなかったのに、部長に言われて初めて気づけたというのが、なんとも微妙な気持ちでした。
「もう一度チャンスがほしい」という夫。
これまで何百回も聞いてきた夫のどの「ごめんなさい」よりも、この日の「ごめんなさい」には重みがありました。
その後も、私たちは別居生活を続けています。
変わる努力をしている夫は、娘との約束を守るようになりました。それでも…私はまだ彼を信じることはできないのです…。
※この漫画は実話を元に編集しています
脚本:日野光里、コミカライズ:ユキミ
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(フィクション・スタジオ)