フリーアナウンサーの中村仁美さんが、くわばたりえさんのYouTubeチャンネルに登場。第一子の育児を振り返り、夫でお笑いコンビ「さまぁ〜ず」大竹一樹さんに抱いたモヤモヤした気持ちや、大変だったエピソードを明かしました。

パパになっても「生活スタイルを変えない」と断言!?

中村仁美さんと大竹一樹さんは2011年3月に結婚。2012年3月に第一子となる長男、2015年9月に第二子となる次男、2019年6月に第三子となる三男が誕生しています。

三兄弟を育てるベテランママの中村さんですが、第一子は小さめで生まれたこともあり、産後は「この儚い命を私1人で守れるのか」と緊張や不安でいっぱいだったそうです。

夫や手伝いに来てくれた実の母にもイライラして、「動物的本能なのか、周りに対してもトゲトゲしい感じになっちゃって、攻撃的になっちゃうんですよね」と告白。ところが、中村さんが初めての育児に奮闘する一方で、夫の大竹さんは子どもが産まれても変わらずマイペースを貫いていたよう。

結婚するときも妊娠がわかったときも、大竹さんは「俺は申し訳ないけど、これまでの生活スタイル変えないから」と言い、宣言通り喫煙の習慣や飲み会の参加も変わらず続けていました。

当時の大竹さんは「子育ては女性がするものだ」という価値観だったそうで、一緒に寝ているのに夜泣きに気づかず「昨日全然泣いてなかったね」と平然。赤ちゃんを預けて美容院に行けば「泣き止まないんだけど。早く帰ってきて」と電話がかかってくる始末でした。しかも「俺が(子どもをあやして)やっても泣きやまないじゃん。お前(中村さん)じゃないと泣きやまないじゃん」と、すぐに諦めてしまったといいます。

そんな夫に「私はあなたと育児の大変さを共有したい」と訴えても、「そんなに大変大変って言うんだったら、お母さん呼べば。俺にしわ寄せするな」と反論。おまけに、育児の悩みを大竹さんに話すと「ねえ。子ども産んだの後悔してるみたいな言い方しないで。こいつのせいみたいになるじゃん」と言われたこともあったそう。今でこそ夫として妻をサポートし、パパとして息子たちと接しているように見える大竹さんですが、これはひどい……!

当然、くわばたりえさんも「なんなんあの人?」「あたしやったらブチギレてるわ」と呆れ、「バカだなぁ! 大先輩ですけど、バカだな大竹オイ!」と激怒。中村さんは今でこそ「昭和のオジサンだから、子どもが生まれたからって急に変わるのが恥ずかしいタイプ」「昔の人ってそうじゃないですか」と寛容ですが、やはり当時はブチギレていたといいます。

長男は敏感な赤ちゃんで、授乳は1時間半おき、抱っこでないとダメで少しでも離れると泣いてしまうなど、いろいろ重なって追い詰められた中村さんは、義母の何気ない発言にも過敏になり、「母としてダメなのかな」と罪悪感でいっぱいに……。

どんどんナーバスになっていく中、ふと読んでいた育児書のフレーズに心が揺れたという中村さん。そこに「やってはいけない」と書かれていた事例を、自身が幼少期のときに親から受けていたと思い出したのです。しかし「でも今、私、社会人として、ちゃんとやってる」と思い、「育て方をちょっと間違えたとしても、愛情があれば大丈夫。愛が伝われば、大丈夫」と、育児に対して肩の荷が下りたのだと話しました。

結果的に、次男のときはレトルト離乳食に頼り、三男のときは離乳食をわざわざ用意せず大人のごはんをつぶして食べさせるなど、適度に力を抜くことができるようになったそう。当時の葛藤を包み隠さず打ち明けた中村さんに、視聴者から「かっこつけずに話す中村さん、素敵ですね」「一人目育児、共感しかありません」といった好意的なコメントが寄せられていました。