四児の母でタレントの辻希美さんが、中2長男からサプライズで誕生日プレゼントをもらったとブログに投稿。このところ長男とのコミュニケーションに悩んでいたこともあり、本当にうれしかったと気持ちを明かしました。

冷蔵庫に入っていた思わぬプレゼント

(※画像は辻希美さんオフィシャルブログより)

辻さんは2007年に俳優の杉浦太陽さんと結婚し、現在高校生2年生の長女・希空(のあ)さん、中学2年生の長男・青空(せいあ)くん、小学生の次男・昊空(そら)くん、保育園に通う三男・幸空(こあ)くんの四児の母です。

17日に37歳の誕生日を迎えた辻さん。友達とスターバックスコーヒーに行ってきた長男に、ふと「何飲んだの?」と尋ねると、冷蔵庫からドリンクを取り出して「はい、ママの好きなホワイトモカ」「お誕生日おめでとう」と手渡されたのだそう。

辻さんは、「友達とスタバ買いに行って自分のは我慢して 私の好きなホワイトモカを買って プレゼントしてくれたんです」という長男の行動に、「号泣」「ヤバすぎません?涙」「やばすぎるでしょ」と、大感激。

さらに「今までに飲んだホワイトモカの中で1番美味しくて幸せな味だった… ※まじで!!!!!!!!!!」「もう嬉し過ぎて氷まで綺麗に頂き 容器も洗って思い出としてとっておこうと…飾りました」「もう最高のプレゼントです」と綴りました。

青空くんは自分のお小遣いからママの大好きなホワイトモカを、長女の希空さんも「自分の貯金から私にバッグをプレゼント」してくれたそうで、成長した子どもたちのやさしさに触れた辻さんは「もうこんな幸せたまらんです」「ママは最高に幸せです 愛してるよ ありがとう涙。」と幸せを噛み締めていました。

息子にLINEブロックされたことも

辻さんはこのところ、思春期に入った長男の接し方に悩んでいることをYouTubeなどで吐露しており、徐々に反抗期は落ち着いてきたものの、小学生時代に比べて交友関係が広くなり友達との関わり合いがなかなか把握できず、モヤモヤしていると明かしていました。

たとえば「誰と遊んでるの?」と聞いても「言ってもわからないじゃん」と言われてしまい、「どこまで入り込んでいいのか」の線引きが難しいと感じるよう。一度は誰とどこにいるのか“鬼LINE”や電話を繰り返した結果、長男からLINEブロックされたという経緯もあり、真剣に悩んでいるそうです。

そんな難しい年ごろの男の子でも、母親が自分のことを心配しているからこそ口うるさく言っているのだということは、実は理解しているのかもしれません。こんなサプライズプレゼントをもらったら、本当にうれしいものですよね。

思春期の子どもとのコミュニケーション

子どもが思春期を迎えると、途端にコミュニケーションの難しさを感じることがあります。保護者としてどのような対応が適切か、元開成学園校長・柳沢幸雄先生の言葉を参考に考えてみましょう。

男の子も女の子も、小学校高学年から高校生くらいにかけて「思春期」を通過します。 個人差はありますが、第二次性徴を迎えた子どもが、異性の親と距離を置くようになるのは、「ヒト」という動物として自然なことです。

子ども自身、第二次性徴によって現れる体の変化にも戸惑い、心がもやもやするような変化をどうあつかったらいいのかわからず、イラだちを募らせることもあります。それに向き合う保護者としても、以前のように甘えてくれなくなったり、問いかけにもろくに答えてくれなくなったりで不安になることでしょう。

思うような反応が得られないと、親は先走ってあれこれ聞き出したくなるものですが、まずは子ども自身の言葉でしゃべらせることが大事です。無理に詮索するのではなく、子どもがぽつりと話し始めたときには、家事や仕事の手をスッと止めて、じっくり話を聞くように意識してみてください。

話を聞くときのポイントとしては「子どもが2、親が1の割合で話す」こと。たとえば親からの質問は1つにして、子どもが話し終わるまで待ちます。話の途中で遮ったり、親が畳みかけたりするのは、せっかくの子どもの内面を知る機会を逸してしまう恐れがあります。そして、何かしらの答えが返ってきたら「そうなんだ」「それで、それで?」「おもしろいね」といった肯定的な相づちを入れると、子どもも話しやすいでしょう。

参照:

喋らない、弁当出さない、靴下脱ぎっぱ…思春期の息子はどう対応する?|元開成学園校長・柳沢先生取材#1