地域の救急医療体制がひっ迫しています。

宇部・山陽小野田・美祢の市長が揃い、救急車の適正利用などを緊急アピールです。

=宇部市・篠崎圭二市長=

「緊急医療に携わる医師が本当に不足してきていて輪番体制が組めなさそうな日が

どんどん出てきている」

救急医療のひっ迫した現状を訴える宇部・山陽小野田・美祢の市長や

消防、病院の関係者たち。

3つの市にある12の病院はこの地域の搬送患者を当番制で受け入れています。

医師の高齢化や若手医師の不足に加え

4月から労働時間の上限が設けられました。

救急搬送先となる病院が輪番体制が取れないなど

患者の受け入れが困難な場合があるということです。

また、救急車での搬送件数は増加傾向にある一方で

そのうち2割が軽症だということです。

=宇部市・篠崎圭二市長=

「守ろう緊急医療。救える大切な命。ひとりひとりの行動が支える力となります」

救急車を呼ぶべきか迷った時は救急医療電話相談を利用すれば、

看護師らが処置などについてアドバイスします。

市長らは地域の救急医療を守るために救急車の適正利用や

病院の日中の時間帯での受診を呼びかけました。