伝統の職人技を目の当たりにしました。
国宝・瑠璃光寺五重塔に用いられている「ひわだぶき」の技法を中学生が学びました。
現在改修工事が行われている山口市の瑠璃光寺五重塔の屋根には
ヒノキから剥いだ樹皮を加工して使う「ひわだぶき」が用いられています。
屋根の葺き替え作業は市内の会社「ひわだや」の職人が行っていて
20日は、その工場を地元の中学生たちが職場体験に訪れました。
生徒たちは職人の指導を受けながら剥いだ皮をきれいに整える「洗皮」や
専用の包丁を使って皮を1つに束ねる「綴皮」と呼ばれる行程を体験しました。
=中学生=
「つくやつがめっちゃ難くて職人はすごいなって思いました」
=有限会社ひわだや・宮西寛業務部長=
「今後もやはりこの地域に関わってですね、
文化財を大切にするっていう気持ちを持ってもらえたらと思います」
生徒たちは自ら整えた皮を記念に持ち帰ったということです。