6月30日の夜からの雨で、川の増水や道路の冠水が発生し、県内4つの自治体で土砂災害警戒情報が出ています。 ※7月1日午後7時半現在

これから明け方にかけ、土砂災害や川の氾濫などに厳重な警戒が必要です。

梅雨前線が停滞し発達した雨雲や雷雲がかかり、県内は、今年一番の非常に激しい雨となりました。岩国市広瀬では1時間に降った雨の量が48ミリと、7月の観測史上最大を観測しました。

降り始めからの雨量は、岩国市羅漢山で234.0ミリ、周南市鹿野218.0ミリ、岩国市広瀬で217・0ミリなどとなっています。

県は1日午前6時半に周南市にある向道ダムの緊急放流を行い、下流の錦川の増水に気を付けるよう呼びかけました。

氾濫危険情報が発表され、道路が冠水したところも出ました。

下関市、山口市、周南市、岩国市には土砂災害警戒情報が発表されています。※7月1日午後7時半現在

一時、最大で8つの市、5万4480世帯に避難指示や高齢者等避難が出されました。

避難所として開放された山口市の体育館には12世帯33人が避難しました。避難した人は「去年の豪雨被害が記憶にあり、夜中に身動きが取れなくなる前に避難を決めた」と話していました。

山口市では床上、床下浸水の被害が5軒発生しています。