「母の日」を前に、鮭川村の安彦園芸ではバラの出荷作業が盛んに行われている。

 同社ではハウス7棟で約20品種を育てている。今年の生産量は80万本ほどを見込み、母の日は春の入学シーズンと合わせて需要が高いという。

 作業場には赤や白、ピンク、黄、オレンジのバラが並び、従業員が切り花の選別作業に汗を流している。消費者の手元に届く頃に見頃に近づくよう、束ねてからは保冷室で管理し、主に東京や大阪に出荷する。

 同社の安彦健一社長(68)は「日頃の感謝を込めてお母さんに贈り、家族で観賞を楽しんでほしい」と目を細めた。