鶴岡市出身の歌舞伎役者中村橋吾(はしご)さんが旬を迎えたサクランボをPRするトークショーが15日、東京の銀座三越で行われ、県産大玉新品種「やまがた紅王」をはじめとするサクランボや古里の魅力を発信した。

 中村さんは古里山形の風景を「空を見ているだけで美しすぎて泣いた」と評価。食を一番PRしたいと言い、「山も海もあり、旬のおいしい食べ物がとにかく豊富」と売り込んだ。紅王については「見てください、この美しさ。宝石みたい。ぜひ味わってほしい」と観客に呼びかけ、一人一人にプレゼントした。

 サクランボを首都圏にPRする山形フェアの一環。この日は新館9階に特設会場が設けられ、マルシェ「山形の実り」と題してサクランボや県産品を販売した。銀座三越内の店舗で県産サクランボを使ったスイーツの提供も行われている。一連の催しは県やJAグループなどで構成する「おいしい山形推進機構」が三越などと連携し実施した。フェアは12日に始まり、18日まで。