愛知県尾張旭市の県森林公園で散歩中の男性の足をかむなどして2人にけがをさせたイノシシについて、県は30日、公園内で駆除したと発表した。県は4月29日から臨時休園していた同公園を1日から再開園する。

 県林務課によると、30日午前6時過ぎから捜索を再開した県職員や地元の猟友会が、園内で発見したイノシシを池に追い込み、死んだのを確認した。

 イノシシは体長1メートル40で、4月28日午後0時半頃、来園者の男性(70)と女性職員(62)の足をかんだ。これを受け、臨時休園していた森林公園について、県は1日午前9時から一般公園を、2日午前9時から植物園を再開園する。1日のイベント「森でフィットネス」は中止する。