陸上・日本選手権最終日(30日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子走り幅跳びは、日本記録保持者で既に派遣標準記録を突破している28歳の秦澄美鈴(すみれ)(住友電工)が6メートル56で優勝。初の五輪代表を決めた。

 秦は2回目に6メートル37を跳んでトップに立つと徐々に記録を伸ばし、6回目に6メートル56まで記録を伸ばし、貫禄勝ちした。

 秦は「内容にこだわりたいと思っていた。思ったような内容にならず、残念な気持ちもあるが、まずは内定をしっかりとれてホッとしている。今年の試合は、ほぼほぼ雨。雨への耐性はつけてきた。そこまで気にすることなく試合をすることができた。オリンピックでは決勝に進んで、上位入賞を狙って頑張りたい」と話した。