【世宗聯合ニュース】韓国の統計庁が27日に発表した「人口動向」によると、今年1月の出生数は2万1442人で前年同月比7.7%減少した。月間出生数が2万人台を回復したのは、昨年3月以来10カ月ぶり。ただ、1月としては統計を取り始めた1981年以降で最も少なかった。

 前年同月比の減少率も2022年(1.0%減)、23年(5.7%減)と比べて拡大した。

 1月の出生数は00年には6万人台だったが、翌年には5万人台に減り、02〜15年は4万人台で推移した。16年に3万人台に減少した後、20年からは2万人台に落ち込んだ。

 人口1000人当たりの出生数は前年同月比0.3人減の5.0人だった。

 1月の死亡数は3万2490人で、前年同月比0.5%減少した。

 死亡数が出生数を上回り、1月の人口は1万1047人の自然減となった。人口の自然減は19年11月から51カ月連続。減少幅は1万人を超え、1月としては最大だった。

 1月の婚姻件数は2万85件で、前年同月比11.6%増加した。婚姻件数は昨年下半期に減少したが、増加に転じた。

 統計庁は、婚姻届を提出可能な平日が昨年1月は20日だったが、今年1月は22日あったことが影響したと分析した。

 1月の離婚件数は7940件で、前年同月比9.5%増加した。