【ソウル聯合ニュース】韓国の法務部は23日、仮釈放の可否を決める仮釈放審査委員会を開いた。審査対象には銀行の残高証明書を偽造したなどとして私文書偽造などの罪で懲役1年の判決を受け、服役中の尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領の義母、チェ・ウンスン氏が含まれている。

 昨年7月21日からソウル東部拘置所で服役しているチェ氏は刑期の70%が経過しており、仮釈放の審査対象になった。

 審査委が受刑者の再犯の可能性などを考慮して仮釈放の判断を下し、法務部長官が最終的に決める。今回、仮釈放が許可された受刑者は今月30日に出所する。

 審査委の委員はチェ氏について、「ほかの対象者と同じ基準で法と原則に基づいて公正に審査する」として、「慎重に検討する」と述べた。

 チェ氏は2013年、ソウル近郊の京畿道城南市内の土地購入を巡り、4回にわたって銀行に計349億ウォン(約40億円)の預金があるかのように残高証明書を偽造した罪に問われ、懲役1年を言い渡された。