芸能事務所のスターダストプロモーションは17日、所属タレントの野々村真(59)をモデルとした、AI音声対話型デジタルヒューマンの開発などを行うプロジェクトを開始したことを発表した。

 「AI音声対話型デジタルヒューマン」とは、1対1のコミュニケーションや集団レクリエーションでの対話を行うAIキャラクターのこと。高齢化が進む社会においてこの技術をシニア向け介護施設で活用することで、施設利用者の認知機能の改善やサービス満足度向上を目的として発足したプロジェクトとなる。野々村をモデルに選定した理由については「AI音声対話型デジタルヒューマンのモデルとして、数々の情報番組に出演し、高齢者にも親しみやすい存在である野々村真氏を選任いたしました」とした。

 モデルとなった野々村本人も事務所を通してコメントを発表。AI用の収録について「先日撮影をさせて頂きましたが、AIということで撮影も最先端かと思いきや、何百問、何千問という質問に一問一問答え、活字を読み上げるアナログ作業でした。撮影や録音は何時間もかかり、人間の野々村真が壊れかけました(笑)」と苦労したエピソードを披露。そして「あとは、技術チームの皆さんが(撮影した)全てを、AI野々村真に注入してくださります!僕のAIがどんなキャラクターになるのか未だ想像できませんが、新しい挑戦にワクワクしています。テレビで僕を応援してくださっているおじいちゃんおばあちゃんに、今度はAIになってお会いできるのが楽しみです。息子のように沢山話しかけてくださいね。そして、この取り組みが介護施設で働く方々の助けになれば幸いです」と自身の介入した技術で介護現場の改善を願った。

 この発表を受けて、ネット上では「AI野々村真」がトレンド入り。「将来、AI野々村真に介護される野々村真さんの姿が見れるのか…」、「AI野々村真ってなんだよwって思ったけど、こういうAIの使い方は良さそう」、「AI野々村真、ボッシュートされないかが不安」と様々なコメントで盛り上がっていた。

(よろず〜ニュース編集部)