【AFC U-23アジアカップ】U-23日本代表 1−0 U-23中国代表(日本時間4月16日/ジャシム・ビン・ハマド・スタジアム)

 絶対に負けられないパリ五輪最終予選の重要な初戦で、不必要なファウルによりチームを苦しめてしまった。U-23日本代表のDF西尾隆矢が相手に肘打ちをくらわせて一発レッドカードで退場処分……。これにはファンからも「それはレッドだろ」「軽率すぎるだろ」など厳しい声が挙がっている。

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 問題のシーンは1−0と日本がリードして迎えた15分だった。U-23日本代表は左からのCKのチャンスを得るがU-23中国代表にクリアされると、相手ボックス付近で西尾が中国の選手に激突される。するとその直後、西尾はぶつかってきた相手に対して顔面に肘打ちをお見舞いし、相手は悶絶してピッチに倒れる。

 ボールとは関係のない場所で起きたこのプレーを審判は見ていなかったが、VAR介入で主審がOFRで確認した結果、西尾はレッドカードで退場となってしまった。

 最終ラインの要で、今大会は副キャプテンも務める西尾のラフプレーにファンは、「それはレッドだろ」「若さが出たな」「軽率すぎるだろ」「浅はかすぎるあのプレーは」「安い挑発に乗ってしまった西尾は反省案件」「何しとるんや!」「VARあるってわかってる?」「報復ラフプレーで退場出るとは思わなかった。猛省してくれ」と厳しい声がSNSに散見された。

 直後には大岩剛監督をはじめとするスタッフ陣が作戦ボードを用いて慌ててプランを変更する様子をカメラが捉える。さらに20分には、このプラン変更で交代を余儀なくされたMF山本理仁が不満げな様子でピッチを後にする姿が映し出された。

 試合は西尾の退場前に決めた松木玖生のゴールをなんとか守りきり、日本が1−0で辛くも勝利。ちなみに、暴力行為による一発退場は、大会規定だと最低3試合または最低2か月の出場停止処分の対象。まだ未決定だが、西尾の処分が気がかりだ。

(ABEMA de DAZN/AFC U-23アジアカップ)

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