開幕直後は調子を崩していると見られていたものの、気付けばMLBナ・リーグの打者成績部門で急速に上位へと食い込む成績を上げつつあるロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平。そんな大谷が持つ脅威のポテンシャルについて、MLBでプレー経験のある野球解説者・川﨑宗則氏が言及した。

【映像】大谷翔平の“レジェンド越え”を力説する川﨑氏

 昨季、日本人選手として初めてア・リーグの本塁打王に輝くなど、投手としての部分を抜いても活躍の話題に事欠かない大谷。そんな大谷は、先頃、日本人プレイヤーのMLB本塁打記録で最多タイとなる175号本塁打をマークし、さらには日米通算1000安打もマークするなど、日々、その底知れぬポテンシャルを感じさせてくれている。

 こうした大谷のポテンシャルについて川﨑氏は、4月17日に放送された『ABEMAスポーツタイム』で、「現状、ホームランを一番打ってるのが王貞治さん。800打ってるんですよ。翔平さんは今、合計175本(MLB通算)。翔平さんに限っては(最終的に日米通算)1000本!」と、まさかの“王超え”の可能性について示唆した。

 その理由として川﨑氏は、「彼は50歳まで(現役を続けるる)。結果、1000本打つホームランバッターになる可能性があります。それぐらいのポテンシャル、そして日頃の生活習慣を持っていると思う。1000本って今まで考えたことないんですよ、誰も。そんなことやる男なんですよ!」と力説。持ち前の長打力に加え、体力という意味でも群を抜いて秀でたものがある大谷であれば、現役期間も長くなり、結果として“世界のホームラン王”こと王貞治氏が持つ通算868本塁打を大幅に超える1000本塁打を放つ可能性があると語った。

 なお、大谷は二刀流での稼動やMLB挑戦など、王氏にはない要素も多いため、単純比較はできないが、プロ入り後の11年間、すなわち昨季終了時点で大谷は219本塁打を放っているが、王氏の場合は、プロ入りからの11年間で400本。果たして今後、大谷がどこまでこの数字を伸ばすこととなるのか、多くのファンからの注目が集まりそうだ。
(ABEMA『ABEMAスポーツタイム』)