「酒は飲んでも飲まれるな」と頭では分かっていても、ついつい飲み過ぎてしまうときってありますよね。今回は私の友人A子から聞いた新入社員だったころのエピソードを一つご紹介します。
社会人になって初めての飲み会!
A子は大学卒業後、大手化学品メーカーに就職。入社後すぐに課内で新入社員歓迎会が開かれ、主役として参加することになりました。
もともとお酒が大好きだったA子は、社会人になってから初めての飲み会ということもあり最初は緊張していたものの、美味しいお酒のおかげでどんどん緊張がほぐれていきました。
お酒を飲んでも表情や顔色が何一つ変わらないA子は、いつもお酒を勧められがちです。この日も、やさしい上司や先輩たちに勧められ、お酒をたくさん飲んでしまいました。気分が良くなったA子はどんどん本音を話すようになってしまい……。この後、とんでもない失言をしてしまったのです。
本音で話し過ぎた結果……
A子はあろうことか「実は私、希望の会社に全部落ちちゃって……。乗り気じゃなかったんですけど、親から勧められて仕方なく入社したんです。」と上司や先輩たちの前で話してしまったのです。
さらには、「うちの課って、イケメンいないじゃないですかー? これから仕事頑張れるかなぁ。」とまで。
男性社員たちはその発言を聞いて笑っていたようですが、本当のところはわかりませんよね。生意気な新入社員だと思われたかもしれません。
働くしかない!!
翌朝、同じ課に配属された同期のB子から連絡がありました。そして、歓迎会でとんでもない発言を自分がしていたことを聞かされ……。
A子本人はそんなことを話した記憶はありませんでした。しかし、同期が言うならきっと本当のことだと確信。謝った方がいいかなとも思ったのですが、歓迎会での失態を挽回すべく、死に物狂いで仕事を頑張ることにしたA子でした。
A子はおそらく大学生気分が抜けきっていなかったのでしょう。プライベートの飲み会と職場の飲み会は違うと、いい勉強になったのではないでしょうか。結果、一生懸命働こうと思えたのなら、結果オーライ!? ですかね。今後はお酒に飲まれることなく、仕事に邁進してもらいたいと思います。
※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
ltnライター:ichika.K