県立輪島漆芸技術研修所の卒業証書授与式が金沢で行われ、

14人の研修生が地震を乗り越えて巣立ちの日を迎えました。

しいのき迎賓館で行われた県立輪島漆芸技術研修所の卒業式には、

普通研修課程と特別研修課程のあわせて14人が出席しました。

研修所の建物は地震による被害を受け使えなくなりましたが、

金沢学院大や金沢美大などの作業場を借りて卒業制作を仕上げました。

卒業生を代表して日野勇輝さんは

「漆を扱う技術はもちろん、ものづくりの精神も教えていただいた。

ここに立てたことを当たり前に思うことなく、

感謝の気持ちを持ってそれぞれの道に進んでいきます」と答辞を読み上げました。

なお、しいのき迎賓館では5月12日まで卒業作品展が開かれています。