3月中旬、北海道北斗市の市営住宅の敷地内で、60代の女性の顔を殴るなどして大けがをさせた上、財布などが入ったトートバッグを奪ったとして、逮捕された41歳の男…当時、知人に金を借りるため、仙台市から北海道を訪れていたことなどがわかりました。

 10日午前、検察庁に身柄を送られた仙台市宮城野区の建設作業員、工藤充(みつる)容疑者41歳…3月20日午後9時半すぎ、北斗市の市営住宅の敷地内で、帰宅途中だった60代の女性の顔をすれ違いざまに殴るなどし、大けがをさせた上、財布などが入ったトートバッグを奪った強盗傷害の疑いが持たれています。

 警察によりますと、工藤容疑者は当時、知人に金を借りるため、北海道を訪れていたものの、上手くいかず、たまたま現場を通りかかった女性に対し、犯行に及んだとみられています。

 また、建設作業員として働いていた実態がなく、車で寝泊まりの生活をしていて、その後、別件で仙台東警察署に勾留されていることがわかり、逮捕されていました。

 工藤容疑者は取り調べに対して「金に困ってやった」などと話し、容疑を認めているということです。
 警察は、引き続き経緯などを詳しく調べています。