G1オーストラリアンオークス(3歳牝馬、芝2400m)が現地13日にランドウィック競馬場で10頭により争われ、後方3番手を追走したオータムエンジェル(2番人気タイ)が単勝1.65倍の圧倒的人気を集めるニュージーランドダービー馬オーケストラルを差し切って快勝した。

 ゲートをゆっくりと出たオータムエンジェルは、内のオーケストラルが中団につけるのを見て後方3、4番手をキープ。中間点で2馬身前後の背後に近づき、そのまま追い掛けるように直線に入ると残り100mで先頭に躍り出た。

 オータムエンジェルに続き最後方で並走のザルドーズィ(2番人気タイ)が馬群の大外から追い込み0.84馬身差の2着。オーケストラルはさらに0.16馬身後れの3着に敗れた。

 オータムエンジェルはP.ムーディー&K.コールマン調教師が管理するジオータムサン産駒でG1初制覇。重賞は昨年10月のG3エーテルステークス、今年3月のG2キューニーステークスに続く3勝目で、ここには4月6日のG3エイドリアンノックスステークス(2着)から連闘で臨んでいた。