「野球界で最も有名な選手」が遂に新天地のファンへ「お待ちどおさま」の一発を放った。

ドジャースの大谷翔平は現地4月3日、本拠地ドジャースタジアムでのジャイアンツ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場すると、7回の第4打席に快心の当たりで右中間スタンドへ飛び込む今季1号ソロ本塁打を放った。結局、この大谷の一発が決勝打となり、ドジャースが5-4で競り勝ってシリーズスイープを達成した。

アメリカの『ヤフースポーツ』は試合後、「ショウヘイ・オオタニが(比較的)スローなスタートを経て、ドジャース第1号ホームランを放つ」と題した記事を掲載し、その冒頭で「ショウヘイ・オオタニが期待された9試合を経て、ロサンゼルス・ドジャースで最初のホームランを打った」と切り出した。

その上で、「二刀流の天才は、5-4でサンフランシスコ・ジャイアンツに勝利したドジャースタジアムでの水曜の試合で、リリーバーのテイラー・ロジャースから今季初の大飛球を放った」。

「スタットキャストはボールの推定飛距離430フィート(約131.2m)とボール初速105.6マイル(時速約169.9キロ)を計測した」と大谷の1号ソロについて伝え、続けて記事の添えた本塁打の動画に、「オオタニの多くのホームラン同様、とにかくコンタクトの音が違っていた」との説明を加えた。

記事によると、「その後、ボールを捕ったファンがスタンドからエスコートされる姿が目撃されており、どうやら彼女の行く手には、オオタニへボールを渡すための交渉が待ち受けていたようだ」とのこと。

また、記事では「サイドスローの左腕、ロジャースが左打者に本塁打を許すのは、かなり稀なこと」であり、「オオタニによるホームランは、ロジャースの9年にわたるMLBキャリアにおいて、左打者から浴びたわずか8本目のホームランであり、2021年以降では初だった」と伝えている。

さらに記事では、「オオタニによるホームランは、野球界で最も有名な選手としてはいささかスローなスタートを経てのものだった」とした上で、「彼はドジャース史上、日本生まれの選手として最多本塁打を誇る現ドジャース監督のデーブ・ロバーツにわずか6本差まで迫った」との事実を伝えた。