方言を身近に感じてもらおうと、5月22日、鹿児島市の小学校で鹿児島弁を使った演劇が行われました。

「鹿児島弁食堂って書いてあるよ」

22日、鹿児島市の犬迫小学校で行われたのは、鹿児島弁劇団「げたんは」による方言を使った演劇です。

子供たちに鹿児島弁に興味・関心をもってもらいたいと、鹿児島市が企画しました。

「『すんくじらハンバーグ』はこげんふとか皿に。『すんくじら』っていうのは『すみっこ』っていう意味やっでな。ふっとか皿のすみっこに、ちょこっとハンバーグがのっちょっど」

劇団員から次々と飛び出す鹿児島弁。

児童たちは理解できたのでしょうか?

子供たち
「分かります!半分ぐらいは。半分ちょっと少なめ」

Q何か喋ってみて!
「んだこした(?)」
「まごた」

Qどういう意味?
「間違えた」

Q.初めて聞いた言葉あった?
「すんくじらとか、ひったまがった、とかいっぱいありました。もっと使う機会を増やしたいと思った」

また、犬迫小独自の取り組みとして、6年生による鹿児島弁の朗読劇も行われました。

「犬迫で電気を作ればよかかね」

犬迫地区に発電所を作ったという稲葉三次郎を題材に、慣れないながらも流ちょうな鹿児島弁で朗読を披露していました。

6年生
「日常の生活と違う所やかんだりするところがあったけど、練習したらできるようになった。いつも以上にできていたと思う」

鹿児島弁劇団 げたんは・石牟禮剛志さん
「例えば、私たちと一緒に劇をしてもらうとか、子供たちを巻き込みながら『鹿児島弁楽しいな』と思ってもらえるような出前授業ができればいい」