マツダのピックアップトラック「BT-50」の改良モデルが、タイ法人から2024年3月20日に発表されました。いったいどんなクルマで、どんな反響が集まっているのでしょうか。

改良で2WDと6速MTが新規追加

 マツダのピックアップトラック「BT-50」の改良モデルが、タイ法人から2024年3月20日に発表されました。
 
 新たに「3リッターディーゼルエンジン搭載モデル」がパワーアップされるなど、話題のあるマイナーチェンジに、反響が集まっています。

 ピックアップトラック「BT-50」は2006年、初代モデルが登場。もともとはフォード「レンジャー」の姉妹車でしたが、マツダとフォードの資本提携が2020年に解消。現行モデルである3代目は、いすゞ「D-MAX」の姉妹車としてOEM供給を受ける形となっています。

 生産はタイでのみ行われていますが、オセアニア、ASEAN、中南米、中近東、アフリカなど、世界各地で販売されています。

 ボディサイズは全長5280mm×全幅1870mm×全高1790mm。身近な例を挙げれば、トヨタ「ハイラックス」に近い大きさと言えるでしょう。

「D-MAX」の姉妹車とはいえ、ライトやグリル、バンパー、フードパネル、フェンダーパネルなどの外装はマツダ独自の「魂動」を表現した、躍動感あふれるダイナミックなデザインが魅力となっています。

 ボディカラーは、ロックグレー・コンクリートグレー・トゥルーブラック・アイスホワイトの全4色です。

 エンジンは1.9リッターもしくは3.0リッターの4気筒ディーゼルエンジン。最高出力・最大トルクはそれぞれ、150ps・350Nm、190ps・450Nmとなっています。

 今回、3.0リッターモデルの改良で、「4WD+6速AT」のみだったのが、2WDが新設定され、さらに6速MTも追加。多彩な駆動系の組み合わせを選べるようになりました。

 価格は1.9リッター車が75万2000バーツ(315万円)から、3.0リッター車が86万2000バーツ(約360万円)からとなっています。

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 このようにマイチェンを果たした「BT-50」に対し、現地SNSでも「高級感あるねえ」「顔がやっぱりマツダだな」という声が多く上がっていました。

 まだ市場展開されていない日本でも「OEMとは言え、結構マツダらしいフロントデザインになってるよねこれ」「これにCX-60のハイブリッドディーゼル積んだら面白そう」「日本でも売ってくれ!!!」など、興味津々の声が見られます。

 また、過去の思い出として「昔々の話だけど、マツダもプロシードと言うピックアップを売っていて、ハイラックスに対するサーフの様にマービーと言うグレードも売っていたな」というコメントも。そのうえで「トヨタからハイラックス、三菱からはトライトンが出て来てるし、各メーカー頑張って欲しいですね」と話していました。