シニアのラガーマンが交流を図るラグビーの親善大会が、5月4日に岩手県滝沢市で開かれ、高校や大学時代に全国優勝したメンバーたちが熱戦を繰り広げました。

この大会は滝沢市のラグビー協会が開いたもので、岩手・宮城・福島から高校生以上の16チームが参加しました。

中でも注目のカードは盛岡工業高校と岩手大学の40代以上のOBを集めた「不惑チーム」の一戦です。

盛岡工業のチームは、1965年と1970年に全国優勝したメンバーが名を連ねています。

一方、岩手大学のチームには元日本選抜の68歳・荒井和則さんが出場しました。

1980年の全国地区対抗大学大会の優勝メンバーで、卒業後は京都の社会人チームで活躍しました。

試合でトライを決めた荒井さんは、ノーサイドの笛が鳴ると笑顔で互いの健闘をたたえ合っていました。

関西ラグビーフットボール協会理事「岩手大不惑チーム」 荒井和則さん
「みんな花道を空けてくれてね、トライの。良かった。久しぶりにこのジャージを着てみんなで。楽しかった」

実行委員会 盛岡工業高校ラグビー部 小原義巧監督
「高校生も大学生のプレーを見られるし、年配の方のラグビーを楽しむ姿勢を見られるので、すごくいい大会になっていると思う」

なおスコアは付けないルールで20分で行われたこの試合のトライ数は、5対2で盛岡工業が上回りました。