小林製薬の「紅こうじ原料」をめぐる健康被害の問題で、都内で症状が出た人はこれまで97人にのぼり、1週間前と比べて、2倍に増えていることが東京都の調査で分かりました。

東京都の調査によりますと、小林製薬の紅こうじを含むサプリを使用した人のうち、健康被害が出たと訴えた都内の人は4月10日までに97人にのぼりました。

1週間前よりも51人増え、この1週間で約2倍に増えています。

具体的には、「尿に関する異常」や「手足のむくみ」などの症状が多く報告されたということです。

このうち、亡くなった人は確認されていません。

一方、消費者庁は、サプリに表示されている「機能性表示食品」の制度の在り方を来月末までにとりまとめる方針で、今週にも専門家による検討会の初会合を開きます。