木村拓哉(51)の主演ドラマ「Believe−君にかける橋−」(テレビ朝日系)への逆風が続いている。初回に世帯平均11%台で好発進した視聴率は、第3話で9%台まで下落。16日放送の第4話も1桁にとどまった。この低調傾向について16日配信の「Smart FLASH」は「設定の粗さだけじゃない、いまいちハマれない2つの理由」という記事で、“崩落事故の真相”というテーマ選びのマズさとマンネリな展開を指摘していた。一方、同日配信された「デイリー新潮」は、ドラマでの刑務所シーンの描き方のずさんさを、元受刑者の言葉として紹介。確かに、刑務所での髪形は丸刈りが基本で、木村が演じる大手ゼネコンの土木設計部長みたいな髪形をした受刑者はいない。

「こうしたドラマの演出や脚本の粗さを指摘する記事に加え、お笑いコンビ霜降り明星・粗品が自身のユーチューブチャンネルで2度にわたり、木村に挨拶を無視されたことを暴露するなど、ネガティブな話題が続いています。公称176センチとされている身長サバ読み疑惑もあちこちで取り上げられています」(芸能関係者)

 さらに、撮影現場周辺に集まった若者の集団に木村が注意をしたという話も報じられるなど、“視聴率男”のイラ立ちが伝わってくる。それもそのはず。木村としても想定外の不運が重なってしまったためだ。

「テレ朝の“木曜ドラマ”枠として立ち上がった当初は木村の役どころは、“忖度なしに真実を追及する報道キャスター”のはずでした。ところが、故ジャニー喜多川氏の“性加害”騒動の影響もあって受刑者役になってしまった。警察官や検事、パイロットなどカッコイイ役ばかりを演じてきた木村にとって、手錠をかけられるシーンなどはやはり抵抗があったと思います。また、今作の木村の髪形についても《あんなオシャレな受刑者いない》と、木村の“俳優としての覚悟”に懐疑的な声が出ていますが、今冬に放送されるTBS系特別ドラマ『グランメゾン東京』の撮影に直前まで臨んでいたという話もあります。丸刈りにするわけにはいかず、“少し長めのスポーツ刈り”がギリギリの髪形だったのかもしれませんね」(同)

「Believe」の番宣のタイミングに大谷翔平の結婚発表が重なったことで事前のプロモーションが思うようにいかなかったという事情もある。視聴率こそ大きく伸びないものの、相変わらず注目度が高い木村。どこまで踏ん張ることができるか。