イスラエル軍は、イスラム組織ハマスが態勢を立て直しているとしてガザ地区北部を空爆し地上部隊も投入するなど攻撃を強化しはじめたとみられます。

ガザ地区では、12日爆発音が相次ぎ攻撃によるとみられる黒煙があがりました。イスラエル軍は前日の11日、北部ジャバリアでイスラム組織ハマスが態勢を立て直しつつあるため軍事作戦を再開すると発表しました。ガザ地区北部周辺では戦車や兵士がガザ地区側へ入っていく様子が確認され北部での軍事作戦を強化しはじめたとみられます。

また、ガザ地区南部ラファについても11日さらに広い範囲に退避勧告をだし、海沿いに指定したエリアに移動するよう求めていて、作戦を拡大する構えをみせています。多くの住民が家を捨てて退避を余儀なくされていて国連の支援機関はおよそ15万人がラファを離れたと推計しています。