2024年4月21日、韓国メディア・アジア経済は「済州島内でカフェの廃業が相次ぎ、昨年は過去最多を記録した」と伝えた。

韓国・行政安全部のデータによると、昨年は済州島でコーヒー専門店252店舗が廃業した。今年は1〜3月期だけですでに80店舗が廃業を届け出ており、この流れでいくと最多記録を更新すると見込まれている。

最大の理由には、済州島を訪れる韓国人観光客数の激減が挙げられている。22年は1380万5775人が訪れたが、昨年は1263万6834人にとどまった。外国人観光客数は増加したものの、韓国人の穴を埋めるほどには至らなかったという。

また、済州観光公社が公表した23年済州島訪問観光客の実態調査結果によると、済州島に対するイメージ評価は、旅行前は4.10点だったのが旅行後に3.97点に下がっている。島を訪れている間に不満に感じる出来事があったものと分析されている。

済州道は済州島を訪れる観光客に環境汚染処理費用の一部を賦課する「済州環境保全分担金」制度の導入を進めていたが、こうした状況を受けて保留したという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「済州島は自然景観よりぼったくりで有名だ」「観光に行ったらぼったくりに遭う上に税金も課せられるなんて、誰が済州島に行きたいと思う?」「4年前に済州に行った時、ソフトクリームのピーナッツがけが8000ウォン(約900円)もして驚いた。もう行きたいとは思わない」「これだけ問題視されてもぼったくり料金は相変わらずだ。済州島の人たちには早く目を覚ましてもらいたい」「済州島に行く金があるなら日本に行くよね」など、冷ややかな声が寄せられている。(翻訳・編集/麻江)