観客に手を振る「BAL―VENUS」のリーダーYULINAさん=佐賀市のSAGAアリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ1部(B1)佐賀バルーナーズのチアリーダー「BAL―VENUS(バルヴィーナス)」でリーダーを務めるYULINA(ユリナ)さんが、6日の今季最終戦でラストパフォーマンスを迎える。最後の舞台へ「今までの感謝を込めて踊りたい」と意気込む。

 クラブが3部(B3)にいた2019年、バルヴィーナスの結成メンバーとして活動をスタート。迫力あるダンスで本拠地の試合を盛り上げてきた。

 最初は200人ほどの観客の中、たった3人で舞台に臨んだこともあった。クラブの成長とともに観客と声援も増え、ダンスに一層力が入った。「声出し応援が再開されたときの一体感や、(B1昇格に向け)最多入場の更新が続いた日々は忘れられない」と思い出を語る。

 5年間の活動を終えるユリナさんは「いつも声を掛けてくれたブースター(ファン)の応援のおかげでやってこられた。最終戦は涙はぐっと我慢して、笑顔でやり切りたい」と晴れやかに誓った。(北川尊教)