ユニクロは、使用済みの同社製の衣類を洗浄・加工して販売する古着のポップアップストアを、福岡市・天神のユニクロ天神店内で4月12日から始める。8月末までの期間限定。

染め直したリメイク品も

 発表によると、同社がこうした古着販売を行うのは、2023年10月の原宿店(東京、12日間)と、3月29日に始めた世田谷千歳台店(東京)に次ぐ3か所目で、東京以外では初めて。いずれも期間限定の試みで、利用客の反応をみて今後の事業化を検討する。

 販売するのは、店頭の回収ボックスなどを通じて集めたユニクロの古着。専用工場で洗浄した服のほか、契約する化学素材メーカーで染め直したリメイク品もあり、担当者は「通常品にはないヴィンテージ感が魅力」としている。

 価格は、洗浄品なら通常品の3〜7割ほどで、リメイク品は割安なものから通常品と同等のものまであるという。

感度高く「最適な場所」

 天神店は昨年4月に改装オープンした商業施設「ミーナ天神」に入居。九州で唯一備える「RE.UNIQLO STUDIO(リ・ユニクロ スタジオ)」で服の修理やリメイクを受け付けており、刺繍や刺し子のサービス利用が好調という。

 福岡市はファッション感度が高く、古着店も多いことなどから、西日本エリアで検討する中で「最適な場所と判断した」としている。

 ポップアップストアは天神店1階の一角に立地。詳細はユニクロの特設サイトでも紹介している。