HYBE傘下レーベルのKOZ ENTERTAINMENTから初めてデビューしたボーイズグループ、BOYNEXTDOORが9月4日、1st EP『WHY..』をリリース。メディアショーケースを行った。今年5月30日、1stシングル『WHO!』でデビューして以降、わずか3か月足らずでカムバックを果たした。
超スピードでカムバックすることについては、「こんなに早くカムバックできて、みなさんとお会いできて幸せです。今回のアルバムでも、僕たちがどれだけステージが好きで、自信があるかを見ていただけると思うと、とても楽しみです」とSUNGHO。LEEHANは、「デビューシングルは5週間の活動でしたが、その間、たくさん学んで感じました。今回もいろんなことを経験できると思うと、とても楽しくて幸せな気持ちです。(タイトル曲の)『But Sometimes』では僕たちを信じていいと思わせられるようなステージをお見せできるように頑張ります」と意気込みを語った。
1st EP『WHY..‘』は、前作のデビューシングル『WHO!』から物語が繋がっているそう。RIWOOいわく、「恋をして、別れる瞬間のいろんな感情を率直に表現しています。初恋を経験した、青春を送る同世代の人なら誰もが共感できるアルバムです」。WOONHAKは、デビューシングルに収録された3曲と、今回のアルバムに収録されている3曲はデビュー前から準備していたと告白。「僕たちは一つのアルバムだと思って作業していました。なので、聴く方たちもそういう思いで聴いていただくと、恋から別れまでの気持ちの変化に共感できると思います」と明かした。
タイトル曲『But Sometimes』は、TAESAN、WOONHAK、JAEHYUNの3人が作詞に参加。「空しく終わってしまった恋への複雑な感情をストレートに表現した曲で、僕たちの素直な気持ちを曲に込めることができました。今までの別れの曲とは違い、僕たちならではの別れの曲に仕上がったと思います」とTAESANが曲に込めた想いを吐露すると、同じく作詞に参加したJAEHYUNも、「別れを乗り越える方法は人それぞれだと思いますが、僕たちと同年代の人たちはまだ大人みたいに別れを受け入れられない部分があると思います。なので、歌詞と全体的なパフォーマンスで、別れが苦手なBOYNEXTDOORならではの感情を生かして、解釈しなおしました。青春の初々しさが詰まった、僕たちなりに別れを表現した曲です」と、表現へのこだわりを感じさせた。
『But Sometimes』というタイトルはTAESANがつけたものだそう。実は、デビュー曲『But I Like You』も同様にTAESANがつけていて、2作連続でアイディアが採用された。「ありがたいことに、デビュー曲に続き(タイトルに)採用していただきました。WOONHAKさんがサビのメロディ作りに参加していたのですが、ちょうどその部分の歌詞がなかったんですよ。曲のポイントが必要だと思って、一言でこの曲を説明できて、一度聞いたら忘れられない表現を探していたら、『But Sometimes』というタイトルが思い浮かびました」と、タイトルをつけた経緯を振り返った。この曲で作詞・作曲に参加したWOONHAKは、「メンバーのリアルな口調や言い方を反映しているので、友だちと話をしているような感覚があって、だからこそ共感できる曲になったと思います」と歌詞のこだわりを明かすと、ダンスが得意なRIWOOは「ストレートな歌詞と表現に合ったジェスチャーと振り付けにしようと、メンバーで相談しあいしながら準備しました」と、パフォーマンス面でのこだわりを告白。LEEHANは、「よく聴くと、ZICOプロデューサーの名前が入っているんですよ」と歌詞のひそかなポイントを明かした。「別れの歌ですが、こういうウィットに富んだ部分もあるので、ぜひ注目していただきたいです」と自信をのぞかせた。
KOZ ENTERTAINMENTの代表であるZICOも『But Sometimes』にプロデューサーとして参加。JAEHYUNいわく、「普段からよくアドバイスしてくださるんですが、一緒に歌詞を書いたのは今回が初めてでした」だそう。その時に“大きく見る方法“というものを教わったそうで、「僕はまだ自分が担当するパートの中で見せられることだけを考えていますが、ZICOさんは曲の全体的な流れを見て、どうしたら曲全体が盛り上がるのかを、絵を描くように話してくれました」と説明。SUNGHOは「デビューしてからは、同じ歌手の先輩、後輩としてアドバイスをしてくださるんですが、深い話をする機会もありました。人としても少しずつZICOプロデューサーと仲よくなり、仲よくなれたと思います。長く活動してきた“兄“から話を聞いている感じがして、とてもうれしかったです」と、ZICOとの距離が縮まったことを喜んだ。
質疑応答では、韓国内外から集まったメディアの質問が集中。期待の高さが伺えた。デビュー当初から新人離れしたパフォーマンスと度胸のよさで楽しいステージを見せてきたBOYNEXTDOOR。今回の活動ではさらなる活躍を期待したい。
質疑応答
Q1.前回のシングルから自分たちの「成長した」と思ったポイントがあれば教えてください。
RIWOO 僕はメンバーの中でとても内気な性格です。カメラの前で何かをするのがとても難しかったのですが、活動しながらカメラの前に立つこと、そして探すことにも慣れました。でもやっぱり僕はステージの上で踊る時が一番楽だと感じます。
WOONHAK 僕は前の活動で、観てくださる方々の目線を考えるようになりました。BOYNEXTDOORというグループがどのように見られているか? どのように見せたいのかを考えるようになりました。
SUNGHO グループとしては、コンセプトへの理解度の深さが変わったと感じます。ミュージックビデオだけではなく、写真1枚をとっても、チームワークがよくなり、完成度が高くなったと思います。個人的には、セルフィーがうまくなりました(笑)。
Q2.5月にデビューし、3か月後に1st EP発売となりました。本当に急激な変化だったと思いますが、1st EPを準備する中で一番むずかしいと感じた部分はなんですか?
WOONHAK 大変だったというよりは、僕にとっては挑戦だったと思います。 新曲の『Crying』で初めてラップのパートをいただきました。普段からラップが好きだったので、ラップパートをレコーディングしながら情熱が湧きあがって、とても楽しくできました。
LEEHAN 今回のアルバムはデビュー前から準備していたので、カムバックの準備をしていて大変だったことは特にありません。デビュー曲『But I Like You』で活動していた時は緊張しすぎてどうすればいいのかわからなくて、ファンの方に本当の気持ちを見せられなかったので、今回ファンの方に直接会える機会があれば、僕の本当の想いをよりたくさん表現したいです。
Q3.本日、ライバルとなる存在もデビューしました。どういう覚悟と抱負を持ってカムバックに臨みますか。
TAESAN 1日にいろんなアーティストのアルバムが発売されています。おたがいにいい影響を与えあい、いい活動になればと思います。
SUNGHO 今回の活動を通じていろんな姿をお見せしたいですし、共に活動される方たちといい影響を与えあいながら活動したいと思います。1st EP『WHY..』では僕たちなりの感情と歌を披露する予定です。僕たちなりに解釈した別れの曲を歌いますので、ぜひ期待してください。
JAEHYUN 先ほどTAESANさんが話したように、今日、本当にたくさんのアーティストのアルバムが発売されるそうです。 9月4日というこの日をお祭りだと思って僕たちも一生懸命準備してきましたが、このお祭りの素晴らしいラインナップの一員となれるよう、僕たちもがんばります。
Q4. デビューから3か月が経ちました。デビュー前に想像していたこととは違ったことはありますか。前回の活動で印象的だった活動は? 今回の活動で期待していることは何ですか?
LEEHAN 僕は、想像と違っていたことと、印象的なことが同じです。初めて音楽番組に出演した時、ファンのみなさんと直接顔を合わせた時が今でも忘れられないほど、本当に不思議な経験でした。今回の活動で期待しているのは、僕たちは恋という感情を歌っていますが、前回とは違う雰囲気の曲を持ってきました。なので、今回のコンセプトと雰囲気をどういうふうに披露すれば、みなさんに気に入っていただけるかについて考えたいと思います。
SUNGHO デビューする前には、これほどたくさんの方が僕たちに関心を寄せてくださる、愛を送ってくださるとは思っていませんでした。デビュー以来、本当にたくさんの愛をいただいて、本当にありがたいなと感じました。活動していて、どうすればその愛に恩返しができるのか考えて、できるだけたくさんのステージでファンのみなさんとコミュニケーションしたいと思います。今回の活動では、前回よりもっとファンのみなさんにいろんな形で恩返しできるようにがんばりたいと思います。
WOONHAK 僕もSUNGHOさんと同じで、本当にたくさんの愛をいただいたので、今回の活動で恩返しできたらいいなと思います。
Q5. 『But I Like You』に続いて今回の『But Sometimes』もタイトルをつけたそうですが、インパクトのあるタイトルをつけられる秘訣は? ZICOプロデューサーからのアドバイスの内容を教えてください。ZICOさんが統括プロデューサーを担っているBOYNEXTDOORならではの強みは?
TAESAN まず強烈に思われるタイトルを付けようと思ったというよりは、まだこの部分に『But Sometimes』という歌詞がなかった時、1つの単語で曲を表現できる言葉を探していました。飛行機の中で『But Sometimes』という言葉が浮かんで、それを採用しました。ZICOプロデューサーからはフィードバックをたくさんいただきましたが、ミュージックビデオの現場にも直接いらっしゃって、一つひとつのディテールについていろいろ説明してくれました。BOYNEXTDOORならではの強みといえば、 僕たちは長い間、練習生生活をしているので、おたがいの習慣やジェスチャー、日常的な特徴をよく知っています。先程、BOYNEXTDOORの曲に僕たちならではのジェスチャーを加えたという話をしましたが、そういうところが僕たちの強みではないかと思います。
WOONHAK 僕たちの強みは、自分たちで作るステージだと思います。ステージを作る時はメンバーで集まって、ステージを構想して、日常生活で自然と使っているジェスチャーを振り付けに盛り込んでいます。何よりも、自然にステージを駆け回っている姿が強みだと思います。
JAEHYUN 『But Sometimes』というタイトルは、やや直接的に思えるタイトルですが、TAESANさんもそうですし、僕もWOONHAKさんも歌詞をつけるときに日常でよく使っている話し方をよく採用します。なので、歌詞には覚えやすくて言いやすい、そういう単語がよく出てきます。アルバムを準備しながらZICOさんに言われたのは、ボーカルとラップ両方をうまくできるところで強みを見せてほしいというアドバイスをいただきました。ZICOさんが総括プロデューサーであることの強みは、僕たちがステージで楽しんでいること、会話をするような日常的な話し方で歌詞を表現していること、ステージでのジェスチャー、ステージを変えていきたいという気持ち、自分たちで作り上げるステージが挙げられると思います。
Q6. デビューシングルと今回の1st EP を同時に準備していたそうですが、今後の計画について、みなさんの年齢と合わせた成長を見せてくれるのか気になります。みなさんはZICOがプロデュースしたグループと言われていますが、グループを表現するキャッチフレーズとしてどのように言われたいですか?
RIWOO ZICOプロデューサーと共に言及されるということは、僕たちにとっても光栄なことなので感謝しています。キャッチフレーズとしては“信じて観ていられる“と言われたらいいなと思っています。
JAEHYUN 次の活動への計画はまだないですが、誰もが共感できるような日常のストーリーをしていきたいと思っています。これからあらゆるジャンルの曲を表現してみたいですし、それらをうまく表現できるように努力したいです。キャッチフレーズとしては、“ファンと共に成長するグループ“と言われてみたいです。
Q7. BTSのJUNGKOOKさんから『Seven(feat.Latto)』をカバーしたことについて言及がありましたが、(BTSの)メンバーのみなさんと会社で会ったことはありますか? どのようなアドバイスをいただいたんですか? グラミーから「注目したい新人」と言われ、ブランド大賞新人賞も受賞しました。みなさんの感想をお願いします。
JAEHYUN JUNGKOOK先輩は僕が練習生の頃から本当に尊敬している方ですし、先輩の曲を聴いて歌手を夢見るようになりました。JUNGKOOK先輩の新曲が出た時、少しだけでもカバーしたいと思っていたのですが、褒めていただいてとてもうれしかったですし、いつも尊敬している先輩の一人の若いファンとして、成功したファンになった気がします。新人賞を獲得したということは、それだけたくさんの方が関心を寄せてくださったからだと思います。今回の活動でさらにいい姿をお見せしようという覚悟を持って、一生懸命準備したアルバムです。応援をよろしくお願いいたします。
SUNGHO 僕もついさっき知ったことですが、ブランド大賞新人賞をいただいたということで、本当に感慨深いです。いろんな分野でいい賞をいただいて、注目株という素晴らしいタイトルをいただいているということは、みなさんが僕たちをよく見てくださっているということなので、これからも一つひとつ慎重になりながらいい姿をお見せしなければいけないなと思いました。いただいたタイトルにふさわしく斬新で、ユニークなアーティストになるようがんばります。
TAESAN 僕は(受賞を)昨日知りましたが、思っていたより本当にたくさんの方が僕たちに関心を寄せてくださって、期待してくださるのだと感じました。 僕たちもそれにふさわしく成長して、いいステージを披露したいと思います。
BOYNEXTDOOR 『But Sometimes』Official MV
https://youtu.be/97_-_WugRFA
【BOYNEXTDOOR】デビューから3ヶ月でカムバック! 「“ファンと共に成長するグループ“と言われたいです」
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