大岩剛監督が指揮するU-23日本代表は、カタールで開催されているU-23アジアカップで決勝に進出。8大会連続となるパリ五輪出場を決めた。

 本大会に向けて、オーバーエイジや久保建英の招集が話題になるなか、予選で敗退した韓国のメディアも日本の動向に注目。『スポーツ京郷』は5月2日に「日本サッカー、歴代最強の五輪代表が誕生か?」と見出しを打った記事を掲載。次のように綴った。

「海外組を総べて網羅した歴代最高の代表チームを作り、メダルを狙う日本代表の夢は成し遂げられるだろうか。海外組の借り入れという容易ではない関門が待っている」

 同メディアは、スペイン紙『Mundo Deportivo』が「久保はオリンピック行きを望んでいるが、レアル・ソシエダは彼が行くのを望んでいない」と報じたと紹介。「8回連続の出場に成功した日本はパリで1968年メキシコ大会の銅メダル以来のメダル獲得を狙う。これに向けて最高の代表チームを作り、挑戦するという意志は凄まじい。しかし、久保の合流は不透明だ」と伝えた。
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 記事は「久保の招集難航は、オーバーエイジの選出も容易ではないのを示唆する。日本はアーセナルでプレーしているDFの冨安健洋、リバプールのMF遠藤航などA代表でも中心の選手たちがオーバーエイジ候補として挙がっている。板倉滉(ボルシアMG)、伊藤洋輝(シュツットガルト)などもだ」と続け、こう見解を示している。

「日本の希望とは異なり、ヨーロッパのビッグリーグのクラブは今夏にEURO2024が開かれるため、所属選手の代表チームへの貸し出しに敏感だ。シーズンオフの休息が不足し、プレシーズンにチームの合流が遅くなる懸念が大きい。こういう中でオリンピック選手の貸し出し要請は甘くない。日本の望み通り欧州組を網羅した最高のメンバー招集は容易ではないようだ」

 ライバルも注目する日本の陣容は、果たしてどんな顔触れになるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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