タレントのベッキー(40)が17日深夜放送のTBSラジオ「JUNK山里亮太の不毛な議論」(水曜深夜1・00)に11年ぶりに出演。かつてライバルとして意識していた女性タレントについて語った。

 リスナーからの質問に答える形で「ライバル」について言及。出てきたのは、意外な名だった。

 「この間思ったんですけど、意外と関根麻里ちゃん」

 20代の頃、すでにベッキーはバラエティー番組に欠かせない存在としてのポジションを確立していたが、同時期に芸能界に現れたのが、関根だった。才色兼備でバラエティでも圧倒的な存在感を放つ。そんな“新星”を「意識していた。初めて言うけど」と認める。「いろんな親戚のおばちゃんとかにも“関根麻里ちゃんのような、本当にポジティブな、可愛い、さわやかな感じを目指しなさい”って言われてたから、意識しちゃっていたかもしれない」と当時を振り返った。

 ベッキーには飽くなき向上心があった。「一番テレビに出ている女性タレントでありたかった」。目標へと着実に近づいてはいたが、同時に些細なきっかけでポジションを失うかもしれないという危機感もあった。それだけに「関根麻里ちゃんが本当にみんなに愛されているし、帯の朝の情報番組始めて、凄い出演量になられて、悔しいと思った時期があった」と心中は穏やかではなかった。

 ただ、ライバル視はしていても、蹴落としたい存在ではなかった。「マネジャーさんに“休みいりません。どんどん仕事入れてください”みたいな感じだった。ライバル意識はあるけど、関根麻里ちゃんは“クッソー”みたいな感じでもないですよね。そうさせない麻里ちゃんも凄いと思うんですけど、純粋な“頑張ろう”でした」と率直な思いを口にした。

 MCの山里亮太から「誰一人、麻里ちゃんのこと嫌っていう人いなかったもんね」と話を向けられると「あんな親子いるか?いない。芸能史上、あんな好感度高い。みんなに好かれている」と声を弾ませた。

 関根の父親・関根勤との父娘関係も含め、「素晴らしいなと思っていました。うらやましいと思っていました」と思うがゆえのライバル意識だった。